さて、5月3日・4日に福山市ものづくり交流館でロボカップジュニアせとうちオープン2016が開催され、当学科の2,3,4年次生が運営に参加しました。
今回の大会では、赤外線を発信するボールを追いかける自律移動ロボットを使って、サッカー競技を行いました。
下の写真のように、1チームから2台のロボットが参戦。通常のサッカーと同様に相手ゴールにボールを運び入れるゲームです。
ここで使うロボットは、リモコンで操縦するものではなく、ボールから出てくる赤外線に反応してボールを追っかけ、相手ゴールに入れるというスマート(!!)なロボットです。
つまり、ロボット設計者は操縦するのではなく、開始合図の後にロボットのスイッチを入れるだけというものです。
スマートシステム学科長の香川教授は、ロボカップジュニアジャパン広島ブロックの運営に長年参加しています。過去には、オープン大会が福山大学で開催されたこともあります。今年はリム・ふくやま9Fのスカイホールが会場となりました。
香川教授はゲームの主審もつとめました。今回の大会は、九州、東海、近畿などの遠方からも多数の参加者があり、上の写真のようにものすごい熱気で、会場は非常に活気がありました。
ロボカップジュニアの名前の通り、小学生から高校生までの低年齢層の競技者がメインですが、全国から集まっているだけに非常にレベルの高いロボットを見ることができました。
成人の大会はさらにレベルが高く、赤外線ボールの認識、行動方式のプログラム、ボールを保持するメカニズム、全方向に移動可能なオムニホイールの製作など、非常に参考になるアイデアがありました。
下の写真がその試合の様子なのですが、障害物を避けてボールを追いかけるロボットはものすごいスピードで移動します。人間が操作していてはとても太刀打ちできません。
ジュニア大会のほうは、ユニークなロボットがあることも魅力です。おぼんに木製のハンドルがついたロボットやら、うさぎの耳が付いたロボットやらがサッカーを行うという、ほのぼのとした光景も見ることができました。
この大会には、冒頭で述べたように、当学科の学生が得点係などのサポートで参加しましたが、みんなレベルの高いロボットに驚くとともに、ファイトも燃やしたようです。
このロボカップサッカーで勝つことを目指すだけでも結構スゴイ研究になりそう・・・というのが参加した当ゼミ生の感想です。卒論発表までにこの大会でももちろん十分通用するレベルのロボットの開発を目指す学生が出てくるかな!?
学長から一言:スマートシステム学科の学生さん、お疲れ様。。。スマートシステム学科の名前にふさわしい、もっともっとスマートなロボット等の開発にがんばりましょうねッ!!!