2013/09/09

2020年東京オリンピック開催決定の瞬間


 ブログメンバーのAFです。

9月7日深夜から東京丸の内の東京商工会議所ビルで開催された「2020年オリンピック・パラリンピック開催都市決定を迎える会」に出席してきました。

「福山大学はオリンピック招致委員会と協定」を結んでおり、陸上競技メダリストの朝原選手による講演会など、これまで地域の招致活動に協力をしており、その関係で招待されたものです。IOC総会が行われているブエノス・アイレスとの時差は12時間なので開始は深夜0:30ですが、広い東商ビル4階と7階の大会議室は期待と不安相半ばする関係者でほぼ満員でした。


 チアリーダーによる応援パフォーマンス、東京消防音楽隊によるオリンピック行進曲などの演奏、講演などを交えながら、スポーツコメンテーター松岡修造さんの熱血司会やメダリスト達との対話で会場の熱気はいやがうえにも盛り上がってゆきました。



 



























3:45、いよいよ東京、マドリッド、イスタンブールによる投票が始まりました。松岡修造さんから「第1回投票で過半数を獲得した都市がなけば上位2都市で決選投票が行われる、読み上げられるのは脱落した最下位の都市なので、もしここで東京が呼ばれたら喜んではいけない」との事前説明があった後、ロゲIOC会長から、「マドリッドとイスタンブールが同数なので決選投票を行う」と発表されました。場内はざわつきました。「えっ、どういうこと?東京は最下位?」。松岡さんも、「スタッフに尋ねたら手でバツの形をを示され、目の前が真っ暗になった」と言っていました。しかしながら事実は、東京がトップ、マドリッドとイスタンブールが東京との決選投票進出権を争うとの意味でした。ここでマドリッドが落ち、ただちに東京とイスタンブールの決選投票が行われました。

 
この時点で開催地が決定したわけですが、発表はセレモニーの時に行うということで、45分ほどやきもきして待たねばなりません。IOCも引き延ばします。

この間会場は、松岡修造さんのドタ振りで首都大学東京の学生応援団の音頭による会場一体となった応援や、今やオリンピックの名物男ともいえる私設応援団長の三三七拍子で沸き、最後に90歳でエベレスト登頂を果たした三浦雄一郎さんとレスリングの吉田沙保里選手の登場などで最高潮に達したところで、5:15頃に2020年開催地の発表となりました。

ロゲ会長は、”・・・・・are awarded to the city of"と述べて一呼吸置き、ゆっくりと封筒を開けました。役者ですね~。会場が祈る中、"Tokyo"!、割れんばかりの歓喜の嵐が巻き起こりました。

 
開催地決定の場に立ち会ってみると、いかに多くの関係者の熱意が東京オリンピック実現を支えてきたかがよくわかります。福山にとっては遠い出来ことのように思えたオリンピックの東京開催ですが、決定を受けて日本中が沸きかえっています。

福山大学は、協定校という特別の関係にある本学の学生にとっても記憶に残る出来事となるでしょう。


学長から一言:ブログメンバーのAF氏(副学長の一人)は、オープンキャンパスで動けない学長に代わって、9/7(土)の夕方は大阪での大学行事に参加、その足で、東京まで。。。福山大学もささやかながら誘致に協力したオリンピックの東京開催の決定の瞬間を、熱く報告していただきました!!!