2015/08/07

第5回 高校生アイデアどんぶり選手権実施!

こんにちは。生命栄養科学科のKです。
8月6日(木)に、第5回 高校生アイデアどんぶり選手権 第2次審査(実技審査)が行われました。
今回は、その時の様子をご報告いたします。
 
写真1 丼ポスター

●そもそもどんぶり選手権とは?
高校生のみなさんが、食と健康に関心を持ち、地元の様々な食材を使って料理づくりをする機会になってほしいという思いから、生命栄養科学科主催で毎年夏に行っているコンテストです。詳しくは生命栄養科学科HPを御覧下さい。
今年で5回目となった本選手権ですが、今年もたくさんの高校生のみなさんからのご応募がございました。
その応募総数、186件です!下の写真がそのレシピの一部です。カメラに収まりきらない程です
 

写真2、3 応募されたどんぶりレシピの展示

まずは7月に第1次審査(書類審査)を行いました。
(第1次審査の詳しい様子は学科ブログを御覧下さい)
そこから選ばれた、15人の高校生の皆さんが、生命栄養科学科 調理室にて実技審査を受けました。

実技審査では、応募したレシピに従って実際に審査員の前で調理を行います。
(昨年度までは、全ての調理を審査員の前で行っていましたが、今年度は、ある程度の事前調理を行った上で審査に臨み、会場では最後の加熱や盛りつけのみを行う方式に変更いたしました)
その際の調理技術や見た目、料理の味や独創性を総合評価し、順位が決定されます。

●どんぶり選手権 開会式
審査に先だって、開会式が行われました。
実技審査の審査員は、木村審査委員長をはじめとした学科の教員のほか、外部審査員として福山市保健所の森川晶子先生、また、本学の第一食堂の料理長でいらっしゃる、渡部俊一さんにお越しいただきました。

写真4 審査委員長の木村教授

●実技審査スタート
開会式後は、実技審査のスタートです。30分という制限時間内に2人分のどんぶりと副菜(どんぶりに合うデザート、汁物など)を調理、盛り付けをしてもらいます。
では、審査中の様子を写真と共に見て行きましょう。

写真5 実技審査中の様子


大学の調理室という、初めての場所にも関わらず皆さん慣れた手つきで調理を行っていきます。
器具の場所や使い方など、細かい点は本学の2~4年生が参加者お1人につき1人ずつ付いて、サポートします。
会が終わる頃には大学生と高校生もとても仲良くなっていました!

写真6 盛り付けの様子

事前調理をしていたとは言え、30分の間に揚げたり焼いたり、器に盛りつけたり…と、高校生にとってはあっという間の30分だったと思います。
ですが、殆どの皆さんが30分間で2人分の調理を完了されました。

写真7 一堂に会するどんぶり+副菜15作品…の一部

●レシピのPRタイム
完成した料理の審査を行う前に、高校生のみなさんに自分の考えたどんぶり、副菜のPRタイムがありました。
このPRも審査の影響する!? という事で、みなさんしっかりとアピールをしていました。地元の食材をふんだんに使って、地元をアピールしたい! おじいちゃんの作った夏野菜を使った、夏バテ気味のお父さんがおいしく食べてくれるどんぶりを考えた…など、考案したレシピに対する熱い思いが伝わってきました。

写真8 PRタイム

●審査の様子
PRタイムの後は、審査員による審査の開始です。どの作品も甲乙つけがたく、審査は難航いたしました。高校生のみなさんはその間、応援に来てくれた高校の先生方や保護者の方々と一緒に料理を試食しました。


写真9 審査の様子。真剣な様子の審査員


●表彰式
そして最後はいよいよ審査結果の発表です!

まず、審査員特別賞のお2人です。
お1人目はおかやま山陽高校の東友美さんの「鯛のバジルソース丼」と「おかひじきの和え物」です。


写真10 審査員特別賞1の作品と調理中の東さん


バジルソースが鯛に良く合い、夏らしくさっぱりした味であることや、おかひじきの和え物が美味しく、審査員に非常に好評でした。

もうお1人は、総合技術高校の水野幸希さんの「豚とんアボガ丼」「きらきらオクラみそスープ」です。
アボカドソースがとても美味しく、アイデアが良いと特に女性の審査員へのアピール力がありました。
ランチョンマットも持参されていて、料理によく映えていました。
 
写真11 審査員特別賞2の作品と調理中の水野さん

お2人には賞品として、保温弁当箱が贈られました。

次に優秀賞のお2人です。お1人目は、安芸高校の河野瑛子さんの「夏野菜たっぷり! 瀬戸内海鮮丼~みぞれあんかけ~」「枝豆しんじょうのお吸い物」です。
 

写真12 優秀賞1の作品と調理中の河野瑛子さん

このどんぶり、最後に試食した大学生たちからは「みぞれあんが美味しい!」と評判が良かったです。レモンが入って夏らしくさっぱりしたあんが天ぷらとマッチしていました。
どんぶりだけでなく、ポップも添えてあり、こだわりが感じられました。

もうお1人は比治山女子高校の河野晴香さんの「夏野菜カレー」「七夕ゼリー」です。
 
 写真13 優秀賞2の作品とPRタイムの河野晴香さん

どんぶりは勿論、副菜の七夕ゼリーもとてもかわいらしく作られていて、見た目にも素敵な仕上がりでした。
またPRタイムでは自作のポスターを使って、レシピについてハキハキと明るく発表されていたことが、審査員への強いアピールになったようです。
お2人には賞品として、ハンドブレンダ―が贈られました。

そして最優秀賞です!
最優秀賞は大門高校の山手仁さんの「7種のスパイスケバブ丼」「サラダ・ガレット」です。

写真14 最優秀賞の作品

この丼は名前の通りコリアンダー、クミン、ターメリック等、7つのスパイスを使ってちょっとピリ辛に仕上がっています。
副菜のサラダ・ガレットも春巻の皮にうずらの卵、チーズ等を包んで蒸し上げ、飾りにトマトやレタスを使っています。2品ともアイデア満載のレシピであったことが審査員から高い評価を受けました。
写真15 最優秀賞の表彰の様子

とはいえ、皆さんの作品全てが甲乙つけがたく、審査は接戦で非常に難航しました。
それは、木村審査委員長の「選手権という形であるため、順位を付けざるを得ませんでしたが、本当は全員に最優秀賞を差し上げたい気持ちです」と言う講評にも表れています。

写真16 集合写真

賞状授与式の後、集合写真を撮影しました
出場された高校生のみなさん、関係者の皆様、お疲れ様でした!
更に詳しい様子は、生命栄養科学科ブログに掲載予定です。ぜひご覧ください。

最後に…。今回の記事はおいしそうな写真が満載で、食べて見たくなった方もいらっしゃいませんか?
実は、期間限定で最優秀賞のこの「7種のスパイスケバブ丼」が第一食堂で食べられます! 発売時期が決定しましたらご報告します。


学長から一言:今年度は忙しく、審査員をパスさせていただきましたが、おいしそ~う!!最優秀賞が男性というのも、なかなかいいですね。。。食堂に登場するのを楽しみにしていま~す!!