こんにちは,学長ブログスタッフのHYです。
昨日,3月20日(水)の春分の日に,平成24年度福山大学学位記授与式が行われました。桜の開花はまだもう少し先のようですが,キャンパスはスーツ姿や袴,着物姿の卒業生に彩られ,一足早く春本番を迎えたようでした。
学位記授与式は,学生会館で行われ,各学部学科そして研究科への学位記授与から始まります。卒業生,そして多くの保証人の方にご参列いただき,今年も広い学生会館がいっぱいになりました。学位記授与の後は,教員免許状伝達,そして学長賞の授与が続きました。学長賞では,スポーツや社会貢献,そして勉学に優れた功績を残した学生が表彰されました。
ところで,私自身は,なぜか,卒業式という大事な行事をブログにつづることになり,プレッシャーを感じながら,式に臨みました。何か面白いことはできないかと考えた挙句,投入したのがこのアイテム。VICONREVUEというライフログ用カメラです。これは,首からぶら下げておくだけで30秒に1回,自動的にシャッターを切ってくれるというもので,元々はSenseCamという名前で開発され,現在は英国のVICON社がライセンスを受けて生産しているとか。海外では主に,記憶障害を持つ方の記憶代償ツールとして利用されています。
このカメラで式の様子を撮影すると・・・
こんな感じに写ります。レンズが魚眼のため,こんな雰囲気になるわけです。ちょっとしたトイカメラのようです。撮影ポイントが胸のあたりからなので,今日のような場合,普通に下げていると前の方の頭しか映りません。また,歩いていると,結構ぶれて取れてしまうのが難点です。そのため,あまりいい写真が取れませんでしたので,ここではこの2枚だけをアップします。
さてさて,卒業式の話に戻りますが,今年の卒業式は,これまでと一味違う点がありました。例年であれば,学長賞授与の後は,学長の式辞,理事長挨拶,在学生による送辞と卒業生による答辞,福山大学の歌が続き,そして最後に「仰げば尊し」を歌って終わりとなります。しかし今年の歌は,「乾杯」でした。乾杯って結婚式ソングだと思っていましたが,1番だけだと確かに,卒業式にもピッタリで,最後もみんなが思わず拍手をしてしまうような,大変素敵な終わり方でした。
最近,各大学のユニークな卒業式が話題になっています。福山大学の卒業式は学位記授与式という名前がついているだけに「The 式」という感じです。人生の節目としてはこのような格式のあるものも良いのかもしれませんが,学生が自分たちの卒業式をプロデュースするような,そんな自由度があっても良いのかなと,乾杯を歌いながら思った次第です。
追伸:学長の式辞は,学長短信から読むことができます。
学長から二言:スタッフのHYさんは、認知心理学を用いた高次脳機能障害の研究が専門なので、こんなカメラを持っているのですね。。。びっくりです。卒業式の「乾杯」は大旨好評で、ほっとしています。