こんにちは。図書館の学長室ブログメンバー(K)です。今回は、4月から実施している図書館員による新入生オリエンテーションをご紹介します。
新入生に「今まで図書館を利用したことがありますか」と尋ねると、「小・中学校ではアサドクの時間があったので、本を求めて利用していたが、高校では図書館は自習室として利用するだけで、図書館の本は殆ど読んだことがありません。自分の参考書だけです」というようなことを答える新入生が多数を占めています。高校生にとっての図書館とは、「受験勉強のための勉強部屋」のようです。
しかし、大学生になると、先ずは図書館を利用して「専門分野の情報の取り出し方」を知ることが、今後の勉強の要になってきます。そのため、大学図書館では多くの専門書や、各種データベースを取り揃えています。学生の皆さんには、学修活動に図書館を有効利用して、将来は情報を活用できる優秀な社会人として活躍できるよう、正確な情報の取り出し方の基礎を学生時代に知ってもらうことこそが、大学図書館としての使命だと考えます。
そこで・・
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今年の図書館オリエンテーションでは、この機会を“図書館の利用方法を図書館員が指導する場”と捉え、大学図書館の概要、利用者サービスの種類とその利用方法、蔵書検索等、基礎となるデータベースの利用方法について指導しています。
Yahooやgoogleでは、多くの情報を簡単に取り出すことができますが、信憑性に欠ける情報も多く存在します。専門を学ぶ大学生として、必要な情報をどのように探し出すか、探し出した情報の価値をどのように判断するか、その情報を自分の課された課題にどのように応用していくか、といった力を養っていくことが肝要です。社会に出て一線で活躍するためにも、図書館が開催するオリエンテーションや、講習会をしっかり利用して、本学にあるデータべースを利用して、学生の間に情報の取り出し方を熟知しておくことが重要です。
学長から一言:図書館は、図書のやかた(館)ですが、今やICTによる情報収集の要でもあります。。。学生の皆さん、大学生の間に図書館を多面的に利用し、情報収集力を高めましょう!!!