さて以前のブログで、以下のような報告をしました。
■スマートシステム学科1年生、RoboCupJapan に参加しました!(2016/4/1のブログより)
この記事では、3月25~27日に愛知工業大学(愛知県豊田市)で開催された「ロボカップジャパンオープン2016大会」の「レスキューブリッジリーグ部門」に、スマートシステム学科1年(当時)の花見堂君が参加し、良い成績を残したことをお伝えしました。
さて、これにより、6月30日~7月4日にドイツのライプツィヒで開催されるRoboCup2016世界大会の 「RoboCupRescue Rapidly Manufactured Robot League 部門」に招待され、参加することとなりました!
さて、我々が参加する「RoboCupRescue Rapidly Manufactured Robot League」とは何でしょうか?
日本では、阪神淡路大震災、東日本大震災、近年では広島土砂災害、熊本地震等、多くの自然災害が発生し、これに対応するための対災害用レスキューロボットの研究開発が注目されています。しかしながら、これらのロボットは大活躍している、とは言い難い状況であり、多くの研究者は不本意な思いをしてきました。
レスキューロボットを災害の現場で活躍させるためのアイデアの一つがラピッド・マニュファクチャリング(高速製造)です。これは、災害現場でほんとうに必要な機械、役立つロボットを現状にあわせて、その場で製造してしまおう!というものです。
まだ、このアイデアは端緒についたばかりで、今回の大会ではあらかじめ上の画像のようなコースが発表されています。おそらくサプライズは無いはず・・・。 このコースに、スマートシステム学科の初年次からロボット製作の実習で使用している、レスキュークローラで挑戦しようとしています。(下の写真は教養ゼミロボコンで使用したレスキュークローラ)
参加する日本チームは、福山大学、愛知工業大学、玉川学園のメンバーで構成されます。ロボットのシステムは、福山大学で開発した無線ユニット搭載のレスキュークローラが採用されました。花見堂君(スマートシステム学科2年)はチームのチーフエンジニアともいえる立場です。
先日、RoboCup2016 世界大会へ参加することを松田学長に報告し、激励されました。
現在、花見堂君はドイツ大会への準備、日本チームの間の調整、マシンの開発などで大忙しです。彼は連日連夜、日付が変わるまで、スマートシステム学科の合同ゼミ室で作業中。「世界大会まであと少し、開発が間に合うか冷や汗をかいています」とのことです。
このような世界大会に招待され参加できることは、なかなかありませんし、とても名誉なことです。この大会参加の様子を今後のブログで報告していきたいと思いますので、ご期待ください。
学長から一言:花見堂君、がんばっていますねッ!!!世界大会には最高の技術だけでなく、最高の体調を保持して参加することも大切ですよ。。。文字通りの、「老・婆・心」!!!