2017/04/21

犯罪心理学研究室の学生が、広島県警サイバー防犯ボランティアに委嘱されました!

心理学科の「学長室ブログ」メンバー、野寺です。

今回は、心理学科の「犯罪心理学研究室」(平ゼミ)が行っているボランティア活動について報告します(平伸二教授からの寄稿です)。

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犯罪心理学研究室のメンバー10名が,広島県警察サイバー防犯ボランティアとして委嘱を受けました。既に昨年の11月に委嘱を受けた4名に続き,4月13日(木)に新たに6名のメンバーが委嘱を受けました(昨年度の委嘱式の様子は,県警のHPでも取り上げられています:広島県警察 サイバー犯罪対策課 )。



私たちの身の回りにはコンピュータ,スマートホン,携帯電話,タブレットなどが登場し,それぞれがインターネットに接続可能となり,生活を非常に豊かで便利にしてくれています。家族や友人との通信,さまざまな情報の入手,商品の購入,ネットバンキングやクレジット決済まで,もうインターネット環境なしに暮らすことは不可能でないかと思われます。

その一方で,架空請求・不当請求(ワンクリック詐欺),偽・詐欺サイト,フィッシング(Phishing),インターネットオークション詐欺,誹謗中傷・名誉毀損などの被害が毎日起こっています。また,実名で利用するTwitter,FacebookなどのSNSは,知人だけが見ているのではなく世界中の人が見ており,1度書き込んだ情報は永久に残ると考えなければなりません。

インターネットやSNSは正しく使えば,私たちの生活を非常に充実させてくれます。しかし,一歩間違えば,自分の発言が炎上してしまったり,犯罪に巻き込まれたりするケースも身近なところで起こっています。

委嘱式後にサイバー犯罪対策課長の井上警視と課員の皆様から,広島県におけるサイバー犯罪の現状,サイバー防犯ボランティアとして活動して欲しい内容,広島市の大学生によるサイバー防犯ボランティアの活動例を教えていただきました。



サイバー防犯ボランティアの活動としては,中学高校の生徒指導の先生方を対象にした講演,小中高の児童・生徒に向けた講演,高齢者への講演,チラシなどを配る広報啓発活動への参加,犯罪に関する情報のSNSへの書き込みの検索と通報などがあります。

サイバー犯罪対策課長からは,大学生としての常識にとらわれない斬新なアイデアを出して,サイバー犯罪を抑止する方法も考えて欲しいとの要望もありました。そのためにさまざまな情報の提供や指導も行っていただけるとのことでした。

広島県内では広島市立大学,広島大学,広島女学院大学の学生が委嘱されていますが,広島県東部での大学生への委嘱は本学だけです。広島県東部でのサイバー犯罪対策課の活動時のサポートに留まらず,この地域の学校や公民館などで児童・生徒や高齢者の方々への講演を行っていきたいと考えています。この方面に強い福山大学の他学科の学生の参加も歓迎したいと思います。

最後に,今回委嘱状を受け取った人を囲んで記念撮影を行いました。


学長から一言:広島県警サイバー防犯ボランティアとは、頼もし~い!!!IoTの時代、身近なところからがんばってねッ。。。期待していま~す!