以前のブログ記事で、メディア・映像学科による福山駅前 映像講習『サクッとムービー』を少しだけ紹介させていただきましたが、今回はさらなる紹介です。
この講習会は、映像制作を実践的に学んでいただく企画です。リンク先のスケジュールにあるとおり、隔週で開催します。現在発売中のタウン情報誌”Wink”5月号でもご紹介いただいております！
今回のブログ記事では、昨年度と今年度に行った講習会の記録写真をご覧いただきながら、全体の進め方などを紹介します。「今回初めて存在を知った！」という方にも、内容を知っていただくきっかけになればと思います。
さて、携帯電話にカメラが搭載されるようになって久しく、動画機能もスマートフォンなどを中心にとても充実しています。ほとんどの人が映像を撮れる時代となりました。
昨年から始まった『サクッとムービー』では、映像を組み立てる方法をいくつかのステップに分けて学んでいくことで、「見せるための映像」を作る知識や技術を身につけていきます。単純に撮っただけではなかなかうまく伝わらない映像ですが、工夫を凝らした作品に仕上げて、最終的には上映会で披露します。
そんな『サクッとムービー』ですが、今年度からは「初受講者クラス」と「受講経験者クラス」の２クラスを開講しています。
まず「初受講者クラス」では、導入として、こんな2枚の写真が登場します。
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そして、全ては1枚の写真から始まります。まず福山駅改札の写真が渡されます。ここに、グループでディスカッションをしながら新たなシーンを加えて、ストーリーを作っていきます。ストーリーを視覚的に構成するトレーニングだけでなく、今後のステップのためのロケハン（ロケ地を探すこと。ロケーション・ハンティング）にもなっています。
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| まずは「駅」から |
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| グループでのディスカッション |
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| 撮影風景です(2015) |
こうして作った写真ストーリーを、動画編集ソフトを使ってスライドショー形式の動画にしていきます。
スライドショーと侮るなかれ。動画編集の基本をここで学んでいただくわけですから、ただ単に自動でスライド写真を流すのとはかなり違ったものになってきます。
そして、この作業にはグループではなく個人で取り組みます。それぞれが自分なりの編集を加え、そこに音楽やテロップも加えていくことで、同じグループであっても、人数分の違った作品が作られます。
一方、今年度の「受講経験者クラス」では、シナリオライター、撮影監督、照明、監督のチームを作って、それぞれが自分の役割をイメージしながら映画を制作します。サポート体制も充実しています。講師が技術面でのバックアップや受講者とのディスカッションなど行いながら、完成を目指します。
「かっこいい」カメラワークや、映画の歴史などにも触れながら、進行していきます。こちらではクオリティ面でより一層充実したものを目指しております！
『サクッとムービー』の取り組みは、今後も続いていきます。ここから生まれてくる作品が各地の映画祭にノミネートされる日を期待して。…映画祭、これが『サクッとムービー』の大きな目標でもあります。
現在、いろいろな映像の世界があります（メディア・映像学科ももちろんその＜いろいろさ＞に大きく関わっているわけです）が、＜映画とその現場＞には、まだまだ何とも言えない魅力…魔力のようなものがあります。関わった人間をどんどん引き込むようなものです。
福山市は、市内や鞆の浦など、いくつもの映画の撮影場所やイメージソースとなっている特別な土地柄です。きっと映画の魅力・魔力と深くつながっている場なのではないでしょうか？メディア・映像学科では、この地にある大学の一員として、今まで実施してきた「映画会」やこの『サクッとムービー』などを通じて、映画や映像の世界にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
今後もこのブログや学科ブログを通じて、本講習会の紹介をしていきます。開催情報の詳細についてはこちらのページから。
なお、2016年度前期の講習会は5月14日に（第3回）を開催しました。途中参加も可能ですので、ご相談ください。最初から参加したい！という方は、後期の開催をお待ちください！！
また、高校生の皆様には、オープンキャンパスでも映像講習を予定しています！！！どうぞよろしくお願いいたします。
学長から一言：読んでいても胸が躍りますねッ。。。私に時間をください！！！参加しま～す！！！