2018/02/02

ラジオ番組の収録! 芦田川のイメージアップについて!

こんにちは。学長室ブログメンバーTが、共同利用センターの鶴崎健一准教授から届いた共通教育科目(全学部の学生が、主に1年生の時、参加したい科目をいろいろな領域から幅広く選んで受講)の授業風景・成果をお届けします。

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本学共通教育科目「備後に学ぶ地域の課題」で学んだこと、そして授業の一環で考えた芦田川のイメージアップ企画についてラジオで取り上げていただく機会を得、1月27日(土)の午前中に、エフエムふくやまのスタジオで番組収録を行いました。

「備後に学ぶ地域の課題」は、共通教育科目 教養教育科目F群 (地域学)の1つの科目です。地域について学生に考えてもらうために、福山市と協働で実施する科目です。
今年度は9月末から10月にかけて福山市経済環境局環境保全課に協力していただき、福山市を流れる一級河川の芦田川について学び、そのイメージアップについて考えました。
10月7日(土)には、ふくやま環境大学のみなさんと一緒に、芦田川での環境保護活動(堂々川ホタル同好会の活動)の説明・見学、「芦田川見る視る館」での体験学習といったフィールドワークを行いました。
堂々川ホタル同好会の活動については、事務局長の土肥徳之さんに説明していただき、砂留めなどの現地視察をしました。
堂々河ホタル同好会の活動についての説明
堂々川砂留の見学

 「芦田川見る視る館」では、芦田川などの水でのパックテスト(水の汚染度を測る簡易的方法)の体験を行いました。
「芦田川見る看る館」でのバックテスト体験

これらを通じて、芦田川の水質は着実に改善していて汚い川ではなくなっており、また、スイゲンゼニタナゴという国内希少野生動植物種が生息する川でもあることなど勉強しました。これらの知識をもとに、芦田川のイメージアップの企画を考えました。

学生が考えた企画は、2つです。
1つは、メディアを使った情報発信で、芦田川についてのQ&A新聞、街頭インタビュー、YouTubeでの情報発信を行うという企画です。
芦田川を知ってもらうための新聞の企画
もう一つは、小学校を訪問する芦田川を模した移動水族館で、ドローンや水中カメラを使い、普段見ることのできない芦田川の様子を映像として見せ、さらに、体育館に芦田川を模した川筋を作り、芦田川に生息する魚を入れた水槽を生息場所に近いところに配置し、見学するという企画です。
あしだがわ移動水族館の企画

そして、今回、この成果をラジオで取り上げてもらえることになりました。
本科目を受講した学生のうち、桑田亜耶さん(経済学部経済学科1年)と藤井由実さん(人間文化学部人間文化学科1年)の2名が、収録に参加してくれました。鶴崎は付き添いです。

左が藤井さん、右が桑田さん

二人ともはじめは緊張していましたが、パーソナリティーの高橋秀年さんの軽妙なトークのおかげで、伝えたいことは伝えられたと満足そうでした。
収録風景 中央がパーソナリティーの高橋さん

FMふくやまRADIO BINGO(FM 77.7 MHz)の「GO! GO! B びんご〜(AM 7:00〜AM 9:00)」の中で、次のように、2週続けて放送される予定です。
1回目:3月1日(木)午前8時45分頃から
2回目:3月8日(木)午前8時45分頃から

1回目の放送では、フィールドワークなどを通じての芦田川について彼女たちが発見したことを中心に、2回目の放送では、授業を通じて考えた企画、主に芦田川を模した移動水族館の紹介を中心に放送される予定です。是非、放送をお聴きください!

また、FMふくやまのホームページ
http://fm777.co.jp/pc/index.html
からでも、リアルタイムで視聴できるようです!

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「松永に学ぶ産業と文化」
成果発表会
福山市経済環境局文化振興課と協働で、「松永はきもの資料館:あしあとスクエア」を活用した科目です。
12月16日に研究成果の発表会を行いました。資料館事務長のさんに講評をいただきました。
この科目は、自分で課題を考えて行う科目です。
来年度以降も受講生が楽しく、そして、緊張感を持って受講してくれることを期待しています。


学長から一言:いかにも地域に密着した福山大学らしい授業科目とその成果ですねッ!今福山大学は、生まれ育った地域、学んでいる地域、仕事をしている地域、それぞれの地域にしっかり関わって地域の未来を創る「未来創造人」を育成しようと、さまざまに努力していま~す!!!