こんにちは、機械システム工学科のKです。私の担当する教養ゼミでは、「モノづくりを楽しもう」というテーマで創意工夫を凝らしながらいろいろなモノづくりに挑戦しています。
さて、5月15日に1年次生の授業「教養ゼミ(機械システム工学科小林教養ゼミ)」と「コマ大戦に挑戦(みらい工学プロジェクト)」の合同で企業見学を行いました。今回はその様子を紹介します。
今回の見学先は、「コマ大戦に挑戦」の一環として行う「福山大学大学祭 コマ大戦福山大学場所」でも大変お世話になっている株式会社キャステムです。福山市御幸町にある同社は、精密鋳造部品の製造販売を主軸として、国内および東南アジア圏に事業展開するグローバル企業です。
見学に参加した学生は、「教養ゼミ」からの5名、「コマ大戦に挑戦」からの14名です。
見学ではまず、会社概要やモノづくりに必要なことなどについて説明がありました。
特に印象に残ったのは、「どんなことでも本気で考え、本気で楽しむこと。本気で考えるからこそ楽しく感じるし、新たな考えがでる」、「他人の考えを簡単に否定しないこと。自分の考えがないのに相手の考えを否定するな。否定ではなく肯定することも重要である」という言葉でした。
工場見学では、ロストワックス法とメタルインジェクションを見学し、融けた金属を型に流し込む鋳込みの作業を見せていただきました。
また、株式会社キャステムで製作されているミニチュア工具を組み立てているところも、見ることができました。精密で小さな工具ですが、一つ一つ人の手で組み立てられるのを見て感動しました。
最後にモノづくりの心を学ぶために、折り紙ヒコーキ大会を開催しました。
折り方を習った後は、実際に作って飛距離を競争します。折り方や調整の仕方によって飛距離がかわります。モノづくりでは製作する人によって成果が異なることを体験しました。
今回は大会ということで、優勝者には戦艦大和のストラップをいただきました。ありがとうございました。学生だけでなく引率した教員にとっても、楽しくまた勉強になった企業見学でした。
コマ大戦に挑戦(みらい工学プロジェクト)の学生は、今回の見学で得たことを生かして全日本製造業コマ大戦の挑戦してもらいたいと思います。全日本製造業コマ大戦の福山場所は8月に開催される予定です。教養ゼミの学生も、企業見学で学んだことを今後の勉強にいかしてほしいと思います。
学長から一言:株式会社キャステムさま、学生の教育にご協力いただき、ありがとうございました・・・学生の皆さん、学んだことをしっかり活用しましょうねッ!「福山大学大学祭 コマ大戦福山大学場所」は、今年こそ!と、期待していますよ!!!