今回は、人間文化学科の聴講生である小川マチ子さんの快挙!についてお伝えします。以下、青木教授による報告です。
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小川マチ子さんは、東日本大震災を機に、2011年から福山大学の聴講生になられ、それ以来7年間本学に通って研究を続けておられます。その成果がついに全国で認められました。
学長室にて |
福原越後は徳山藩の家老で、禁門の変の責任をとって切腹した悲劇の武将です。その生母が下ったのが小川さんの縁戚に当たる家でした。幕末の長州の歴史を、歴史の変転の中で敗退した一家老の側から眺める民衆視点からの貴重な研究です。その過程で、ご自身の実家の縁戚の家に伝わる古文書読解に取り組むこととなり、研究はだんだん専門化していっています。
本学の聴講生が全国レベルの賞をとるのは初めてとのことです。これは、福山大学での聴講生の利点を最大限活かしてマイペースに研究された成果です。研究に年齢は関係ありません。むしろ人間力を備えた熟年者であるからこそ可能であるともいえます。
小川さんの研究の姿勢は、若い学生にも刺激を与えています。年齢を越えて、知りたいことを探求する学生たちが自由に学べるところ、それが福山大学です。
小川さんは、今福山大学附属図書館で越後公の新たな資料を発見され、次の課題を目指して大学で研究に励まれています。
おめでとうございます! |
※ 写真は、中国新聞エリア通信員の粟村真理子氏の提供です。
学長から一言:以前、私の授業も聴講したことのある小川さん、おめでとうございます。。。福山大学は、このような形でも地域としっかり結びついていますよ!学生にもとてもよい刺激になっているとのこと、いいですね~~。ちなみに、小川さんと私の年齢を合わせると、77×2!!!