2016/08/09

高大連携授業 情報工学科の「デジタルペイント体験」

 こんにちは,工学部情報工学科学長室プログメンバーの池岡です.

 福山工業高校の生徒さんに本学キャンパスに来ていただき,福山大学の授業に触れてもらう交流イベント「高大連携授業」が行われました.情報工学科でも,情報技術の世界に少しでも親しんでもらえるよう,本学科教員らで特別授業を企画し,もそのうち1時間分を担当させていただきました.

 情報工学には難しい高度な分野もたくさんあるのですが,は「デジタルペイント」という初心者でも比較的親しみやすい分野を通して「情報」の世界に興味を持ってもらうことにしました.簡単にいうと「パソコンを使ったお絵かき体験」を通じて、パソコンの楽しさを知ってもらおう!という授業です.

 まずは,画像(絵)には「点で絵を描くラスター型」「線で絵を描くベクター型」の2種類あることを説明し,その違いや用途について簡単に説明しました.

デジタルペイントの解説


 その後は,実際にラスター型で絵を描くことができるソフトウェア「ペイント」を使って,デジタルペイントを体験します!このソフトウェアは,Windowsパソコンであれば必ず用意されている,おなじみのソフトウェアです.なお,お題は「お花ちゃん」です.

お題の「お花ちゃん」


 最初に「曲線を描く方法」や「別々に描いておいた二つの絵を重ねる方法」といったちょっとしたテクニックを説明しました。少しづつコツをつかんでいくうちに、デジタルペイントの面白さに気がついてくれたようで,高校生みんなが夢中になって取り組んでくれました.紙の上に描くのと違い,うまくいかなかった場合は何度でもやり直しができるのもデジタルペイントのいいところです.


お手本をもとにデジタルペイント挑戦中!


 また.お互いの絵を見比べることで,自然と笑顔がでてきて、会話が弾むのも本授業の特徴でしょう.


会話が弾む体験授業


 さて,以下に高校生のみなさんが描いてくれた作品の一部を紹介します.お絵描きに正解・不正解はありません.どれも高校生の個性が発揮された素敵な作品ばかりです.



高校生の描いた表情豊かな「お花ちゃん」


 最後に,自分たちの作品を印刷し,体験授業のお土産としました.

 なお,私が担当した「デジタルペイント体験」以外にも,「情報工学の世界」を紹介する講義を聞いてもらい,さらには難度の高い「プログラミング」や「アルゴリズム(問題を解くための手順)」の世界にも触れてもらうなど,情報工学の楽しさ,奥深さ,そして難しさを体験していただけたのではないかと思います.


「情報工学の世界」「プログラミング」「アルゴリズム(問題を解くための手順)」の講義


 非常に暑い中,高校生のみなさんお疲れ様でした.そして、一生懸命取り組んでくれてありがとうございました。


学長から一言:一昔前までは、高大連携というと、大学の教員が高校で授業を行う「出前授業」がもっぱらでしたが、最近は高校生の皆さんが大学に来て、実際に大学の授業(あるいは、それに近いもの)に参加する、参加型が増えてきました。。。そのほうが、大学の施設の充実度も大学の授業の魅力もしっかりつかめますねッ!