2016/02/20

ビジネス交流フェアに参加しました。

こんにちは、学長室ブログメンバーの社会連携センター 中村です。

 今回は2月16日(火)に第6回ビジネス交流フェアに参加した報告です。今回が6回目のビジネス交流フェアは福山商工会議所が主催で福山大学等は協賛の産学官連携の催しです。各社がビジネスを拡大していくためには、新しい人脈、異業種による新しいネットワークの構築が重要となります。福山大学も企業の人材や情報交流をはじめ、新しいビジネスチャンスを発掘する場として参加しています。
 今回のビジネス交流フェアは福山ニューキャッスルホテルで開催されました。参加している事業所等の総数は136事業所です。教育機関からは6機関が参加し、福山大学からは、16名が参加しました。
 ビジネス交流フェアは3部に分けて開催されました。第1部は個別面談、第2部は基調講演会、第3部は名刺交換会です。名刺交換会の後はオプションとして第4部の参加者交流会が設定されていました。


 第1部の個別面談会が13時15分から開催され、福山大学社会連携センターには2件の個別面談の申し込みがありました。
 1件目は個人の方です。介護商品など、身近な人の助けになるロボット関係の商品のアイデアを実現したいとのご相談を受けましたので、第3部の名刺交換会で工学部長で工学部スマートシステム工学科の香川教授をご紹介することと、当日はスマートシステム工学科から6名の教員が参加していましたので、併せてご紹介させていただくこととしました。


 2件目は、しょうばら産学官推進機構のコーディネーターの方です。庄原からのご参加のため、これまでは広島県立大学庄原キャンパスと主に食品関係での連携に携わってこられましたが、食品関係以外の分野について連携を持ちたいというご相談でした。福山大学からは、庄原地区に福山大学の情報発信をお願いしました。このようにして相互の連携が深められました。

 

 個別商談会が終わると、第2部の基調講演に先立って福山商工会議所会頭の林 克士様から御挨拶がありました。


 基調講演の講演者は、株式会社浜野製作所の代表取締役の浜野慶一様で、「町工場、地産地消型のものづくりへの挑戦」と題してご講演がありました。ご両親の相次ぐ他界、工場の類焼、借金の取り立て、類焼元の倒産など、幾度もの困難を経験され、それを乗り越えて現在に至るまでの教訓のご講演でした。現在は、その教訓を会社の経営理念に盛り込まれておられます。
 その経営理念は、「おもてなしの心」を常に持って、お客様やスタッフや地域に感謝して還元し、夢(自己実現)と希望の誇りを持った活力ある企業を目指そう!です。この理念の根幹は、安定した生活の基盤をつくる場であり、スタッフの人生が輝ける場であり、充実した人生が送れる場であり、自分自身が成長できる場としての会社であり続けたいとのお考えからです。
 基調講演は90分ですが、涙と感動と友情と偶然な出来事などが盛りだくさんのお話でしたので公演時間はとても短く感じられました。

 

 基調講演の後は、第3部の名刺交換会がありました。名刺交換会は、面談や新しい人脈、異業種による新しいネットワークの構築などのために行われます。

 

 第1部の個別面談会でご相談を頂いた方に、香川教授以下6名の教員をご紹介させて頂きました。構想にかなう教員とのマッチングにつながればと思っています。


 株式会社プラスコーポレーションの方が、機械システム工学科の内田教授を尋ねてこられましたのでご紹介させて頂きました。

 

 マナック株式会社の方が、スマートシステム工学科の田中准教授を訪ねてこられましたのでご案内させて頂きました。
 
  
また、福山大学の卒業生ですと尋ねられてこられた方は、税理士を取得されて荒木純子税理士事務所を経営されているとのことで、ご主人も福山大学を卒業され税理士のお仕事をされているとお聞きし、とても頼もしく思いました。
 その他、多くの方との名刺交換が成立しました。
 名刺交換会が終わると、第4部の参加者交流会がありました。参加者交流会では軽食とアルコールが準備されており、異業種の参加者は連携の話が弾んでいました。

 

 参加者交流会では業務用食品卸の株式会社ダイショウの方と色々なお話ができました。これから食品関係での産学連携についての協力体制についてお話をさせて頂きました。
 異業種との新しいネットワークの構築が可能となるこのような催しは、社会連携を目指す上で、とても重要であると改めて感じました。
 異業種の方と連携するための手掛かりを持って帰りましたので、次に生かせればと思っています。


学長から一言:これからは、いろいろな職種や業種、立場の人が、うまく協力関係を築くということが、あらゆる場面で大切ですねッ。。。大学の教員、大学の研究者として、しっかり関わりましょう!!!