さて、以前こちらのブログでも紹介したように、昨年10月25日に福山大学において、平成26年度(第65回)電気・情報関連学会中国支部連合大会が開催されました。その学会で、情報工学科4年生の大森和洋君の研究発表「非接触操作におけるフィードバック反応位置の検証」が見事に情報処理学会中国支部奨励賞に選定されましたので報告します。
大森君と指導教員である情報工学科の中道准教授が、受賞を報告に学長室を訪問しました。松田学長より、大森君に研究内容の質問があり、大森君は、ひとが何かのシステムに対して操作した場合、操作に対するフィードバック(例えば、スマホの画面を操作するときにブルってなるなど)が必要であることを伝え、続けて研究内容の話をしました。
中道准教授からも、この研究の狙いと学術的な意味の解説がありました。この研究は中道准教授の研究室で行っている研究の非接触操作(離れたところから操作すること)のデモを見ていて大森君が思いついた研究なのです。「いろいろな機械や道具を操作したときって、視覚や聴覚、触覚にフィードバックがあるけど、非接触操作の場合、どんなフィードバックを返したら良いのだろう?」という素朴な疑問から始まりました。この研究はひとの感性に訴えるフィードバックを考えることで、利用者がより使いやすいと感じる操作手法を実現することが最終的な目的であり、今後も研究を進めていくそうです。
賞状を持っていないのは、授賞式がまだだから。
.授賞式を待っていたら、卒業してしまいま~す。
実は、学長室に訪問した日は情報工学科の卒業研究発表会が行われていたということで、中道准教授、大森君ともに珍しくスーツ姿で訪問しました(^_^;
次回も奨励賞を頂けるように、みなさんも頑張りましょう!
学長から一言:視覚、聴覚、触覚あるいはその組み合わせによるフィードバックの研究で、心理学とも関係が深く、とても興味深く拝聴。。。学部生の受賞は珍しいそうで、やったね、大森君!!