こんにちは! 機械システム工学科のKです。
1月10日(日)に呉高等専門学校で全日本製造業コマ大戦呉高専場所が開催され、モノづくり倶楽部が参加しました。
モノづくり倶楽部は、学友会の文化サークルで小中学生を対象にしたモノづくり体験教室での指導や教材開発のお手伝いを中心にモノづくりを楽しむ活動をしています。
コマ大戦への参加は、一昨年の秋に山口で開催された大会からです。コマを作るのは簡単だと思っていたのですが設計や加工が難しくキャステムコマ部のみなさんに指導をしていただきながら制作しました。この大会でコマ大戦の面白さを経験し昨年7月に北九州で開催された西日本ブロック予選会に参加しました。西日本ブロック予選会への参加のため何度もキャステムコマ部のみなさんと練習を繰り返してきたのですが、 緊張からの失投もあり満足のいく結果ではありませんでした。
今回の呉高専場所は前回のリベンジの大会でもあります。
呉高専場所もコマの設計、制作、投手はモノづくり倶楽部の部長である工学部機械システム工学科3年生の学生です。設計・制作・投げ手とすべて1人で頑張っています。
コマ大戦で使用するコマは、直径20mm、高さは自由、材質は自由で途中で変形することも可能です。(回転が止まった時もとの形に戻る必要がある)
前回の大会で勉強するところがたくさんあったようで最初から設計をやり直していました。コマは単純なようで奥が深く、「相手から回転力を貰うコマ」、「相手の回転力を奪うコマ」、「相手を弾き飛ばすコマ」、「相手の攻撃から逃げるコマ」などさまざまです。形や大きさ重さもさまざまです。今回、モノづくり倶楽部ではCADを用いて設計をしています。
前回参加したコマと同じような形ですが前回より重心が低いコマになりました。
コマの制作には、工作機械を使用しています。今回も旋盤を使用しました。旋盤の使用は授業でも勉強していますが今回は最初から指導を受けて制作しました。
なかなかいいコマが出来たようです。
(写真下が大会に参加したコマです)
今回の呉高専場所は、学生参加5、一般参加9の14チームの参加がありました。
他の企業や学校は複数のチームで参加していましたが福山大学モノづくり倶楽部は1人での参加です。
今回の呉高専場所は、学生参加5、一般参加9の14チームの参加がありました。
他の企業や学校は複数のチームで参加していましたが福山大学モノづくり倶楽部は1人での参加です。
一般参加には今年2月にある世界大会への出場が決まっているチームも複数ありレベルの高い大会でした。
今回は失投をしないように練習もしっかりしています。
今回は失投をしないように練習もしっかりしています。
初戦でなんと世界大会への出場が決まっているキャステムコマ部とあたってしまいました。
対戦相手は変形して相手のコマを弾き飛ばす変形ゴマです。
わかりますか?
傘のようにコマが開いています。
(普通のコマの戦いはこんな感じです・・・)
相手のコマによる弾き飛ばしの攻撃にも何度か耐えいい試合ができたと思います。
結果は負けてしまいましたが失投もなくいい試合でした。
一般参加である企業のコマはどれもアイデアが詰まった素晴らしいコマでした。
コマ大戦の小さなコマは、たくさんのアイデアと設計や加工の技術が詰まった素晴らしいコマでした。
次回はより強いコマを制作して勝てることを期待しています。
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<学生のコメント>
私は、今回のコマ大戦呉高専場所に参加したモノづくり倶楽部部長のIです。
今回のコマ大戦は企業対学生でした。企業と比べて精度、技術は劣っているとしても運とか気持ちの持ちようでもしかしたら勝てるかもしれないと思いましたがそんなに甘くなかったです。ですが今回出場したいろんなコマを見て様々な工夫が凝らされていて凄いとしか言い様がありませんでした。その他にも投げ方を変えるなど一つのコマに対してたくさんのバリエーションを着けたりなどコマって奥が深いと思いました。
コマ単体は玩具ですがここまで夢中になると誇れる技術、情熱があると思います。私は現場で見て触れて感じる事で素晴らしい経験が出来たと思います。次回機会があれば勝ちに行きたいです。
学長から一言:子どもの頃のコマ遊びはのどかでしたが、これは知恵と技術がぶつかり合って、激し~い!!
コマ単体は玩具ですがここまで夢中になると誇れる技術、情熱があると思います。私は現場で見て触れて感じる事で素晴らしい経験が出来たと思います。次回機会があれば勝ちに行きたいです。
学長から一言:子どもの頃のコマ遊びはのどかでしたが、これは知恵と技術がぶつかり合って、激し~い!!