2014/11/19

人間科学研究科の大学院生が第18回HiBiSインターネットビジネスフォーラム2014にて最優秀賞を受賞しました!

 こんにちは,心理学科ブログメンバーの金平です。

 今日は,先日,11月1日付で報告した,人間科学研究科の「研究の秋」についての続報です。

 人間科学研究科の後藤貴行君が10月24日に第18回HiBiSインターネットビジネスフォーラム2014にて最優秀賞を受賞したことについて,学長に報告に行きました。





 ふだん着なれない(フォーラムでの発表の時でさえ着ていなかった!)スーツに身を包み,指導教員の橋本優花里教授と共に緊張の面持ちで学長室をノックしました。



 
 彼は,学部の3年生の頃から心理学的知見からの「味覚」に興味を持ち,「美味しさに影響を与えるものは何なのか」ということについて研究しています。
 修士課程に入ってからは,「コミュニケーション」と「美味しさ」をキーワードに,「P2Pによるインターネット電話サービスを用いた食事のおいしさと満足感の検討―Skypeを介したコミュニケーションで共食を作る―」と題した研究を行っています。この研究は,今年度の学内研究助成金の対象にもなっています。





 この度のHiBiSインターネットビジネスフォーラムで応募したビジネスモデルは,この研究を現在の社会的問題の一つである「独居高齢者の食事の質の低下」の歯止めに応用したもので,独居老人と遠隔に住むご家族との食卓を,インターネットを介してつなぎ,一緒に食事できるシステムを構築するというものです。
 心理学のアイデアをIT工学の技術によって実現させるという今回の試みは,専門領域を超えた対話と協力の大切さ,そしてその面白さを教えてくれるものだと思います。

 学長との談話では,心理学と他領域を組み合わせることで生まれるビジネスチャンスについて,様々な可能性(妄想?)についてもお話しさせていただきました。学内でも様々な専門領域を超えた研究がおこなわれています。このたびの受賞のように,見える形でどんどん発信していきたいですね。





学長から一言:面白い研究に、面白い賞ですね。。。おめでとう。。。全国大会の起業家甲子園でもぜひがんばってください!!