こんにちは。学長室ブログメンバーのY.N.です。今日は、7月13日(日)に開催されました「みんなで松永の未来を奏でよう ―福山大学・プロジェクトM― デュオ・三木 ライブコンサートin M亭」についてご報告します。
まずは、今回の主役でありますデュオ・三木さんについてご紹介しましょう。デュオ・三木さんは、東京藝術大学附属音楽高校の同期であった三木健嗣さんと登志江さんが結成したデュオで、健嗣さんがピアノを登志江さんがバイオリンを演奏されます。「旅する音楽家」として国内外でご活躍されており、福山市文化賞をはじめとする数々の賞を受賞されております。そのデュオ・三木さんをM亭にお迎えして、ライブコンサートを開いていただきました。
写真1)デュオ・三木さん
7月13日の天気予報は雨。前夜から断続的に降る雨にデュオ・三木さんの演奏会は、雨音との協演になるのではないかと心配しましたが、コンサートが始まる14時頃には、雨も上がり、時折、日差しも射すほどの良い天気になりました。
会場となったM亭は、満席。松浦副学長の挨拶の後、デュオ・三木さんの粋な計らいでコンサート準備を手伝ってくれたプロジェクトMメンバーを客席の皆さんにご紹介下さいました。学生さん達の表情を見るとちょっと緊張していますね。
写真2)プロジェクトM メンバー
コンサートは、健嗣さんと登志江さんの楽しいトークを織り交ぜながら進みました。最初の曲は、「獅子舞」(作曲:大栗裕)。とても短い曲ですが、中国のお正月をイメージさせるような軽快な音楽でした。続いては、「浜辺の歌」(作曲:成田為三)。どこか懐かしいメロディーに心が安らぎ、癒されました。「津軽じょんがら節」では、登志江さんのおばあちゃんの話もお聞きすることができました。バイオリンで奏でるじょんがら節は、津軽三味線のじょんがら節とはまた一味違った和洋折衷のじょんがら節で趣深い一曲でした。また、私達がよく知っている曲もたくさん演奏して下さいました。二つの雨の歌メドレーでは、物悲しい曲調の「雨」(作曲:弘田龍太郎)と雨を存分に楽しんでいる「アメフリ」(作曲:中山晋平)。「みかんの花咲く丘」(作曲:海沼実)の演奏後には、客席から「私は因島の出身なので、みかんの花咲く丘は大好きです。」との声が上がりました。ここで第一部は終了です。
写真3)デュオ・三木さんの演奏 その1
休憩時間は、みんなでお茶とお菓子を頂きながら「やっぱり生の演奏は良いね。」とか「すごい迫力!!」などと口々に感想を述べられていました。デュオ・三木さんの素晴らしい演奏に皆さん感動されたようですね。
第二部は、クラシックを含む海外の作曲家の曲を演奏して下さいました。最初の曲は、「中国の太鼓」(作曲:クライスラー)。映画のワンシーンとして中国のお祭りや人通りの多い市場が出てくる時にバックミュージックとして流れていそうな、にぎやかで活気に満ちた雰囲気の曲でした。続いての曲は、「ホームスィートホーム」(作曲:ビショップ)。日本でも「埴生の宿」という唱歌として親しまれているイングランド民謡です。前曲の「中国の太鼓」とは対照的なゆっくりとそして落ち着いた曲でした。「我が母の教え給いし歌」(作曲:ドボルザーク)は、とても優しく穏やかな曲でした。「You raise me up」(作曲:ロルフ・ラブランド)は、個人的な意見ですが、今回のコンサートで最も感動しました。テレビなどで良く耳にする曲ですが、ピアノとバイオリンの生演奏は本当に素晴らしかったです。「ハンガリー舞曲」(作曲:ブラームス)では、ちょっとしたアクシデントがあり、演奏後、三木夫妻の夫婦喧嘩(いや、夫婦漫才??)で私達を笑わせて下さいました。最後の曲は、「チゴイネルワイゼン」(作曲:サラサーテ)でした。冒頭は、バイオリンの音がとても悲しく絶望さえ感じさせるのですが、曲が進むにつれて明るく軽快なメロディーの曲でした。演奏が終わると鳴りやまない拍手に「アンコール!」という声も上がり、お二人は、アンコール曲として「ひばり」を披露して下さいました。バイオリンの音色がひばりの鳴き声にそっくりで驚きました。大歓声の中、ライブコンサートは終了しました。
写真4)デュオ・三木さんの演奏 その2
最後にプロジェクトMのメンバーと一枚。デュオ・三木さん、とても素敵なコンサートをありがとうございました。今後も定期的にM亭でライブコンサートを開いて下さるそうです。機会がありましたら、みなさんも是非ご参加ください。お待ちしております。
写真5)デュオ・三木さんと一緒に記念撮影
学長から一言:すばらしいライブのコンサートを、これまた感動的な文で綴ってくれたYNさん。。。あいにくと私は私用で徳島まで出かけていて。。。グスッ、グスッ。