2012/06/16

iPadの使い道(その2)

こんにちは、ブログスタッフのKMです。

以前このブログで書いた「iPadの使い道」が人気の投稿になっているみたいで嬉し恥ずかしと言ったところなのですが、Yahoo、Googleで「iPadの使い道」で検索をかけてみると、結構上位に本ブログが表示されてまして、どうやらこの辺から訪問してくる閲覧者が多いのが理由では?と推察しております。
それで、今回は調子に乗ってiPadシリーズ第2弾をお送り致します(笑。

今回のテーマは、「iPadで講義を行う」です。

前回、紙の印刷物や各種資料を電子文書化して、iPadに取り込む話をしましたが実践された方はいますでしょうか?私もあれから数多くの紙をスキャナーに通し、マイiPadにはたくさんの資料が貯蔵されています。しかし、iPadを資料保管庫として使うだけではもったいない、もっと何か有効に使えるはず・・と考えている時に「講義で使えるのでは?」と思いつきました。
福山大学の各教室はプロジェクターが利用できるので、iPadの画面をプロジェクターに映して講義ができそう・・と思って調べた結果、iPadの画面をプロジェクターに出力するには「Apple VGA アダプター」が別途必要であることがわかりました。

図:VGAアダプター

VGAアダプターと教室にあるAV設備をディスプレイケーブルで接続するだけでiPadの画面がプロジェクターに投影されます。ただし、iPadのアプリの種類によってはプロジェクターでは映らないものもあるので、注意が必要です。前回のブログで紹介した閲覧用アプリ「GoodReader」は問題なく映りました。

講義資料はパワーポイントのスライドをPDFに変換して、iPadにコピーしておきます(PDF文書ならスキャナで取り込んだものでも可)。講義中に、PDFのページを切り替えながら説明をしていくのですが、「GoodReader」は資料を表示する機能の他に、画面にフリーハンドの図形を描画する機能を持っています。指でなぞった軌跡に線が描かれるので、文字を手書きで記述することもできます。講義資料を提示しつつ、補足説明や重要箇所の強調などを指でなぞりながら描画することができます。次の図はパワーポイントのスライドをPDF化して、「GoodReader」でiPadの画面に表示したものです。


このままでは普通のスライドを表示しているだけですね。ここに説明をしながらリアルタイムに色々書き込んでいくわけです・・・で、下図が書き込んだ後の状態です。


指でなぞるので、細かい文字の描画は難しいのですが、そこはiPadの得意分野である拡大縮小機能が使えるので、画面を拡大してから文字を描くとキレイに仕上げることができます。私はまだ数回しかiPadを使った講義をしていませんが、チョークで手が汚れることもないし、講義資料の上に注釈や線画を重ねて描けるので説明がしやすく、また描いた線を消去するのも簡単です。
何より、教壇でiPadを操作しながら講義をするのがイケてる(死語?)気がしませんか(笑。
最後に、実際に講義でiPadを使った時の写真を、講義終了後に撮影してきたので載せておきます。




上段左:画面の一部分を拡大してキャプチャしたもの
上段右:プロジェクターに投影した様子
下段左:教員から見たiPad
下段右:生徒側からみたiPad





学長から一言:大学のIT機器がどんどん進化していくのですが,ついていくのが。。。