2018/03/12

福山大学に次世代シークエンサーがやってきた!

こんにちは、海洋生物科学科学長室ブログスタッフ Kenji♪ です。

福山大学に、待望のイルミナ社の次世代シークエンサーMiSeqが導入されました。

次世代シークエンサーとは、従来よりも格段に多くのDNA情報を解読する装置で、その応用分野は以下の解説のように極めて多岐にわたります。

今年度採択されました私立大学研究ブランディング事業「瀬戸内海しまなみ沿岸生態系に眠る多面的機能の解明と産業支援・教育」をはじめ、福山大学の多くの教育・研究で活躍することが期待されます。

以下、DNAシークエンサーについて生物工学科の佐藤淳准教授に解説してもらいました。

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こんにちは、生物工学科の佐藤です。

現在、オーストラリア アデレード大学に長期滞在中ですが、メールで以下の写真とともに次世代シークエンサーMiSeq(イルミナ社)が福山大学に導入されたという報告を受け、思わずガッツポーズをしました。次世代シークエンサーとはいったい何者なのでしょう?できるだけ簡単に紹介したいと思います。
海洋生物科学科 阪本准教授と次世代シークエンサーMiSeq
シークエンサーの歴史は40年ほど前まで遡ることができます。最初にマキサム・ギルバート法とサンガー法が1970年代に考案されましたが、サンガー法(1977年)がその後のシークエンス技術として残りました(このことでフレデリック・サンガー博士はノーベル賞を受賞)。その約10年後の1986年に初のDNAシークエンサーが開発されました。


初期のDNAシークエンサーは、大きなガラス板とガラス板の間にゲル(寒天のようなもの)を挟めて、その中をDNAに泳いでもらい、流れてきたDNAの情報を読み取るというものでした(下図)。私が学部4年生だった2000年にはこの手法を使っていました。DNAは4種類の文字の並びで成り立っていますが、300文字程度を読むのに一日がかりでした。ガラスとガラスの間にゲルを流し込むことがなんと難しいことか。何回も失敗したのを覚えています。

その後、私が大学院に入るころ、キャピラリー型のシークエンサーが使えるようになりました。これは、ガラスとガラスの間ではなく、管(キャピラリー)の中にゲルのようなものを充填して(機械が行う)、その中をDNAに泳いでもらうという方法です。ガラスとガラスの間に自分でゲルを流し込む必要がなくなりましたので、シークエンサーの取り扱いがとても簡単になりました。


福山大学では4本キャピラリー型のシークエンサー(ABI3130)が、グリーンサイエンス研究センターに導入されており、研究はもちろんのこと学生実習でも活躍しております。DNAシークエンサーが本学の教育・研究に及ぼした影響は計り知れません。

2003年にヒトゲノムプロジェクトが完了しましたが、その時に活躍したのがこのキャピラリー型のDNAシークエンサーでした。

そして、2005年から2007年にかけて次々と次世代シークエンサーが開発されました。これまでとは全く異なる原理によるDNAシークエンサーの登場です。異なるメーカー3社から販売され、今も激しい開発競争が繰り広げられておりますが、ひとまずイルミナの次世代シークエンサーのシェアが最も大きいようです [1]

次世代シークエンサーの何がそんなにすごいのかというと、その出力されるデータが桁違いに多いことです。そして、非常に微量なDNAも検出してくれる感度の良い装置でもあります。何故、それほど多くのデータを生み出せるようになったのでしょうか?


一つの理由は、一度の実験で解読することのできるDNAの数が格段に増えたことです。上の図でもお分かりのように、出力されるDNAの数の桁が違います。さすがに5000万個のチューブを実験台に並べて実験を行う気にはなれません。

そして下の図のようにそれぞれのサンプルに「目印」をつけることで、異なるサンプルをまとめて分析することができるようになったところもポイントです。「そんなことしたら、ぐちゃぐちゃの結果が出てきて、どのDNAがどのサンプルのものかわからないではないか」と思われるかもしれませんが、その「目印」を使って、次世代シークエンサーの分析後にコンピュータ上で各サンプルのデータを整理することができるのです。

このようにして次世代シークエンサーはこれまでにない量のDNA情報を決定できるようになりました。

さて、その次世代シークエンサーが使われる適用範囲ですが、非常に広い分野になります。私たちは、私立大学研究ブランディング事業に採択された「瀬戸内海しまなみ沿岸生態系に眠る多面的機能の解明と産業支援・教育」の研究プロジェクトで、主に生態学研究で利用します。藻場や干潟、島の水系、動物の糞の中に含まれる種々雑多な生物由来のDNA(環境DNA)を分析することで、瀬戸内海の島とその沿岸生態系の生物多様性を明らかにしたいと考えています。

今や海や川の水をすくうだけで、そこに住む魚類 [2] や水を飲みに来た哺乳類 [3] の存在を知ることができます。動物の糞の研究では、例えば、アフリカの象やシマウマなどの草食哺乳類がどのように植物を食い分けているのかを明らかにした研究が知られています[4]。すごい世の中ですね。その他、環境、医療、農業、水産業、法医学、考古学、進化生物学などなど、生き物に関連する多くの分野ですでに次世代シークエンサーを使った成果が報告されています。

上にも書きましたが、次世代シークエンサーの開発は激しく、さらに新しいタイプが出てきています。この開発のスピードにはとどまるところを知らない勢いがあります。とはいうものの、備後の周りを見渡してみて、次世代シークエンサーが導入され、しかも生態学に利用されている研究機関は非常に少ないです。応用分野は広いですので、この機器を中心に大学のみならず地域を盛り上げたいですね。

福山大学からはどんな面白い結果が出てくるのでしょう。頑張りましょう。

[1] Goodwin et al. (2016) Coming of age: ten years of next-generation sequencing technologies. Nature Review Genetics 17: 333-351.


学長から一言:自然科学の領域は、機器の進歩と学問の進歩が一体ですねッ!佐藤准教授はこの次世代シークエンサーが欲しくて欲しくてたまらなかったのですが。。。少々お高いので。。。でも私立大学研究ブランディング事業が採択されたのでついにゲット!!!よかった~~研究もぐんぐん進みますよ~~

2018/03/06

【国際経済学科】「ニュージーランド経済とビジネスイングリッシュ」現地報告第2弾!

こんにちは。国際経済学科の藤本浩由です。

本学経済学部の特別講座、グローバル人材育成事業「ニュージーランド経済とビジネスイングリッシュ」のニュージーランド現地研修が、2月16日から2週間の期間で行われました。リンカーン大学でのアグリビジネス・英語の事前学修の後、第2週目には企業・官庁訪問を行いました。(※アグリビジネスとは、アグリカルチャー(農業)とビジネス(事業)を組み合わせた造語で、農業に関係する経済活動を指します

前回の第1週の現地レポートに引き続き、引率の萩野教授より第2週の模様が届きました!

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 2月25日の土曜日、一同は、クライストチャーチのホストファミリーとお別れし、オークランドに向かいます。ニュージーランドにおける日本デーのイベントに参加するためです。翌日の日曜日が開催日で、大変な賑わいでした。今回は5万人を超える集客があったそうです。学生は、日本人ワイナリーや餅つき等のブースで、来客者に英語で各々の物産の説明を行いました。何を隠そう、もち米を栽培している福山大学では、学生は餅つきが得意技なのです。

ニュージーランドにおける日本デイへの貢献

 2月26日午前、オークランドにオフィスがある三菱商事ニュージーランドを訪問しました。前日の日本デーイベントで大活躍をされていた、同社清水さんから、ニュージーランドの政治経済についてのお話をお伺いしました。オークランドは、魅力のある都市で世界第3位にランクされており、近々、米国ハワイとの間で海底ケーブルが敷設される予定であることから、IT専門家がどんどん移住してくるのではないか、とのことでした。その後、福武總一郎氏によるご講演をお聞きしました。同氏は、岡山出身、ベネッセコーポレーションの社長をされていましたが、8年前にニュージーランドに移住して来たそうです。ニュージーランドの特色は、透明性が高く、国を信頼できることであって、「国民が分をわきまえた資本主義国」だとのことでした。学生に対しては、井の中の蛙にならないよう海外に関心を持って欲しいが、単なる物見遊山の海外旅行ではなく、日本と海外を比較して勉強するべく海外を訪問して欲しい、また、日本のこと、地元のことをしっかり勉強して欲しい、とのアドバイスを頂きました。また、「瀬戸内海が日本で一番美しい」との思いから、30年をかけて直島を立て直す取り組みをされたそうで、直島は、今や外国人観光客から高く評価されるに至っています。一同、地元への思いを深めたところです。

三菱商事ニュージーランドでの福武氏講演

2月27日には、マスタートンに移動し、JUKEN New Zealand(JNL)のワイアパラ製材工場や同社の植林場であるポロポロフォレストを訪問しました。JNLの親会社は、広島県廿日市市にあるWood oneです。現社長が就任した際、木を第一に考えるという意味で、社名を住建工業からWood oneに変更、ただ海外では、JUKENで社名が通っていたことから、敢えて社名を変更しなかったとのことでした。ワイアパラ工場では、住宅向け無垢材およびLVL(Laminated Veneer Lumber、短板を積層した合板)を製造しています。無垢材については、フィリピンでさらに加工を行ったうえで、日本に輸出しています。無垢材は、植林場で枝打ちをしながら節のない材木を作っているのですが、その枝打ち作業を、女子学生も挑みました。なかなか筋が良いと褒めて頂きましたが、3本枝を切るのでヘトヘトです。本職は、数人で日々200本の枝打ちを行い、暑い日などは過酷な作業になることから、暑さに強い太平洋の島の方々を出稼ぎ労働者として雇用しているとのことでした。
Juken製材工場や植林場での実地研修

 2月28日は、ウェリントンに移り、ニュージーランド第一次産業省を訪問して、ニュージーランドにおける農林水産分野での研究開発について、具体的なプロジェクトの内容を聞きました。一例を挙げると、クラウドを活用して農産物需要と農業生産を結びつける農業のシステム化や、マヌカ蜂蜜の生産増進・医療での利用、低アルコール(本来13%程度を8%程度に低減)ワインの品質向上、非飽和脂肪酸であるオメガ酸の多いラムの開発、マオリの伝統技術を利用した免疫機能を高める酵素の研究、などです。食品栄養学や薬学を専攻している学生が、化学記号を含め、分かり易く解説してくれました。経済学の観点では、「農業従事者の減少を食い止めるためには、高付加価値化により農家収入を上げることが最も有効な対策」、「競争力のある農産物の生産に特化するのが、最も有効な食料安全保障策」といった、ニュージーランドの攻めの政策が参考になります。日本の農業は、「21世紀の技術を用い、19世紀の哲学で運営しているように見える」とか。
King Salmon社での養殖方法についての議論

 その後、南島のピクトンにフェリーで移り、3月1日に、King Salmon社の鮭養殖場を訪問しました。養殖は、餌やりが最大のポイント。餌をやり過ぎると、費用がかさんでしまうことに加え、食べ残しにより海水が汚れ病気の原因になることから、適量管理が重要。水中の様子をモニターで監視しながら、マニュアルで管理しています。そうした管理をAIに置き換えることができるか、と問うてみましたが、鮭の食欲の有無は、人間には分かるが、AIには判別できないから無理だ、とのことでした。人類に属する一員として、少し自信を取り戻した瞬間でした。養殖場の最大のリスクは、網を破って鮭を食べにくるアシカ。でも、保護動物であることから対処のしようがないとのこと。ひどい話だ、との思いを胸に帰ろうとしたところ、可愛いアシカに出会ってしまい、何とも複雑な心境になってしまいました。なお、この養殖場では、従業員は、1週間養殖場に泊まり込みで働き、その後1週間は、街に帰って休暇を楽しむというシフトを取ります。日本の大学生をインターンとして預かることも可能だとのことでした。養殖場での泊まり込み、チャレンジしてみませんか?
鮭の天敵アシカを発見、でも可愛い

 一同は、3月2日にニュージーランドを発ち、福山に帰りました。今回参加してくれた学生達は、時間厳守で研修を主体的に進め、議論においては積極的に質問をし、宿泊先では海外の若者との交流を深めました。大変、意義のある研修であったと思います。他方、英語力をはじめ、様々な課題も自覚したことと思います。今後、課題を乗り越えるための日々の努力を期待したいです。何れにしても、参加学生の感想としては、「ニュージーランドサイコー!」ということでしたので、また、こうした研修を企画して行きたいと思います。

 最後になりますが、本研修の趣旨を理解し、財政援助を決定して下さった広島県庁の方々、研修の実現に協力してくれたニュージーランド教育庁や在日ニュージーランド大使館の政府の方々、研修を受け入れて頂いたニュージーランド第一産業省や日系企業の方々、本当にありがとうございました。

学長から一言:学生の皆さん、素晴らしい研修になったようですねッ!帰国報告を楽しみに待っていますよ!でも「21世紀の技術を用い、19世紀の哲学で運営しているように見える」は、大学にも当てはまりそうで、耳がイテテ。。。

『広島8大学卒業設計展 2018』 今年もスタート!

こんにちは 学長室ブログメンバーのSです。

 広島市内で開催される『広島8大学卒業設計展 2018』に本学の建築学科生が参加します。先日、作品の搬入・会場セッティングの作業を実施しました。

 この展示会は、広島県内の建築系学科の学生達によって運営されているもので、卒業制作として取組んだ作品を一堂に集め、広く市民の皆さんに見ていただく機会をつくることを狙った企画です。

 また、その多数ある卒業制作作品の中から、招待した建築家の方の審査によってノミネートされた作品について、製作者によるプレゼンテーションを経てファイナリスト作品を選出するというコンペティションでもあります。

積込み準備は完了です

到着したトラックから作品を会場に運び入れます
   今年、福山大学からの応募数は13作品となりました。学生達が製作した作品は、チャーターしたトラックに積み込んで、会場となっている旧日本銀行広島支店(広島市袋町)まで運搬しました。一方、学生たちは大学のバスで会場まで移動しました。

 
狭いところを気を使いながら運び入れています

みんなで協力して作品をセッティングしていきます
最後まで気を抜けません
  会場となっている旧日本銀行広島支店所は、本来は銀行であるためにドア部分で狭いところがありますが、広島市指定重要文化財であるため気を使いながら荷降ろしと搬入を作業を進めていきます。指定された作品展示場所にプレゼンのポスターと苦労して作った模型を並べていきます。

全ての展示作業が終わりました、お疲れさま!
みんなの協力で、予定時間の中で全ての作業を終えることができました。搬入作業を終えての記念撮影を1枚! お疲れ様でした!

 この展示会は3月6日(火)から10日(土)まで一般公開され、10日にファイナリスト作品が決まりますので、皆さん会場に足をお運び下さい。
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広島8大学卒業設計展 2018
■会期・開場時間
作品展示:2018年3月6日(火)~3月10日(土)10時~18時
公開審査会:2018年3月10日(土)
第一審査:11時45分~12時45分 第二審査:14時15分~18時30分
 
■会場  旧日本銀行広島支店(広島市中区袋町5-21)
■審査員
審査員長:古谷誠章
大西麻貴、西沢大良、龜谷清
 
■料金 入場無料
 
■出展校(敬称略)
近畿大学、広島大学、広島工業大学、広島女学院大学、福山大学、福山市立大学、安田女子大学、山口大学 + 招待校
■外部リンク:http://www.onvisiting.com/2018/01/15/hiroshima-20180306/


学長から一言:作品の搬入・会場セッティング、愛情を込めて行われたことと思います。。。お疲れさま!プレゼンを含むコンペティションも、楽しみですねッ!がんばって!!!

2018/03/05

外国人留学生による日本語スピーチコンテストで、マルティン君(人間文化学科)が優秀賞!

こんにちは、学長室ブログメンバー、国際交流課のT-boneとKimberlyです。本日は国際センターの趙准教授からのレポートを紹介します。

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平成30年2月24日(土)にエフピコRim9階にて『第26回外国人留学生による日本語スピーチコンテスト』が開催され、福山市内の日本語学校や大学で学ぶ5カ国、11名の外国人留学生が参加しました。 

本学からはブルガリア・ソフィア大学からの交換留学生マルティン・ペトロフ君と中国からの留学生 潘 賜浩 君が参加し(いずれも人間文化学部)、マルティン君は見事優秀賞を受賞しました。 

           左から2人目が、マルティン君           

優秀賞となったスピーチのタイトルは「思いと心に刻む日本」で、とても聴衆の心を打つスピーチでした。 マルティン君は足が不自由にもかかわらず1年間の日本留学を決意し、彼のためにお母様も来日して1年間付き添っておられます。 そのスピーチ原稿は次の通りです。

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思いと心に刻む日本
福山大学 人間文化学部 ペトロフ・マルティン

皆さん、これから日本と私の特別なご縁についてお話ししたいと思います。

私は、小さい頃から日本に興味を持っていましたが、そのきっかけは何だったのか、残念ながらもうはっきり憶えていません。しかし、私が日本に興味を持っていることを知った母が、10歳の頃に、宮本武蔵の『五輪書』という本を買ってくれたことはよく憶えています。 その本の特徴は右のページにブルガリア語の翻訳があり、左のページには江戸時代の日本語の原文が書かれていました。ですから、初めて心に刻んだ日本のイメージは、漢字仮名交じり文でした。日本語は後に私が日本学科という専攻を選んだ理由の一つにもなりました。

言葉以外に、子供の頃からずっと興味を持っていることは日本の歴史です。ブルガリアで出版された日本史関係の本をできる限り両親に買ってもらい、繰り返して読みました。このような読書を通して、日本についてもっと知りたいという思いが日々深まりました。特に私は平安時代の華やかな文化に大変興味をそそられており、卒業後もそれについて研究を深めたいと志しています。

「百聞は一見に如かず」という言葉があります。本の中での知識だけではなく、二度の留学体験は多くの思い出を作ってくれました。一回目は、1年前日本ブルガリア協会のお陰で旅行で初めて来日した時でした。その中で、最も深く心に刻まれているのは、金閣寺の勅使門です。私はその門が目に入った瞬間、息を呑むほど驚きました。それは建築的な美しさだったのか、何だったのか、今でもはっきり言えませんが、私の心に直接訴えてくるような何かを感じました。皆さんにもそのような経験がございませんか?

二度目は今回の福山大学留学です。この前、日本文化のレポートを書くために神社へ話を伺いに行ったら、何と宮司さんは拝殿に行きませんか、と提案してくれました。もちろん、神様の御神体に近づくことは初めてでしたが、驚きはそれだけではありません。拝殿に上がると、それまではキリスト教の教会で感じていた神に守られている、愛されているという感覚は深く私を包み込み、大きな安らぎをもたらしてくれました。この体に生まれて、20年間生きてきましたけれども、この時、日本の神様の前で自分の存在に目覚めたような、自分の生きる意味が分かったような気がしました。

今まで何故日本のことに興味があるの?と多くの方に尋ねられてきましたが、今でもうまく答えられません。しかし、日本とのご縁、また皆様のご親切で日本の生活や文化と触れ合うたびに言葉で表せない幸福を感じています。

日本の皆様、私は母国のブルガリアを愛していますが、日本には今まで他の国々には感じたことのない強い関心と愛情を覚えています。足が不自由でありながら、皆様のお陰で二度も日本に飛んで来られたことを、このスピーチを以て感謝したいと思います。皆様、本当にありがとうございました。
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腰掛けているのがマルティン君

上の写真は、マルティン君のスピーチの後、他の日本語学校留学生たちが感動して集まってきた時の様子です。
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マルティン君は3月7日に学長室を訪問し、受賞報告を行いました。指導した趙准教授とマルティン君のお母さんも同行しました。

マルティン君は学長にスピーチ原稿と当日の写真をお見せし、「このような賞を受賞できて光栄です」と喜びを語りました。

トロフィーと賞状を持って記念撮影をしました!


学長から一言:マルティン君はとても澄んだ目をして、端正な日本語を話してくれます。。。彼と話していると、ブルガリアと日本の不思議な縁も感じさせられます!これから日本に関係したどんな研究・仕事をしてくれるのか、とても楽しみです!!!

2018/03/03

就活解禁! 約250名が広島合説へ福大専用バスで参加

こんにちは。学長室ブログメンバーの就職課Hです。

3月1日、いよいよ、3年生の就活が始まりました。
福山大学のバス6台で広島のマイナビ主催の合同企業説明会に行ってきました。
朝、JRが遅れたというアクシデントがありましたが、総勢250名で出発しました。
 

団体参加のため、優先入場口に案内された学生たちは、11時のオープンとともにそれぞれ気になる企業に散っていきました。
その日のマイナビの速報によると、5000人の来場があったそうです。

学生の皆さんは、興味のある企業を訪問したり、人気企業では立ったまま30分の説明を聞いたり、さらに、超人気企業では、30分以上も列に並んで待って、説明を聞いていました。
盛況を飛び越えて、電車のラッシュのようでした。
                  人が多くて通れません


ブースの回りを取り囲む長蛇の列

超人気企業の講演会は、予約時にすでに満席

               食品メーカーさんは粗品も豪華でした

このような雰囲気の中、最初は元気に企業ブースを訪問していた学生さんたちも、暖房も不要なくらいの熱気と人混みで疲れていましたが、大学の休憩ブースに立ち寄り、モグモグタイムで、おにぎりやパンをかじって、次の戦略を練り、目標の企業を目指して、リフレッシュして出かけていきました。

ほぼ、全員が有意義だったという感想をもって、就活の幕があきました。
次は、3月8日の福山ニューキャッスルホテルの福山大学主催の合説です。
12,13,14日を含め680社がエントリーしています。
必ず、興味のある会社があるはずです。
3年生・大学院の皆さんの全員参加を期待しています。



学長から一言:いよいよ就職活動が解禁ですねッ!これまでのキャリア形成の授業、インターンシップ、企業訪問、企業研究、そしてもちろん日頃のすべての勉学や社会活動、部活動等の成果がどれだけ血となり肉となっているかが問われますよ!学生の皆さん、がんばって!!!
















2018/03/01

今年も「手づくり市2018@M亭」を開催しました!

こんにちは。学長室ブログメンバー、生物工学科・ワイン醸造所長の吉﨑です。

本日はプロジェクトМ隊長として松永駅北口の活性化を進めている秦野琢之生物工学科教授より、「手づくり市2018@M亭」の開催報告をしてもらいます。

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プロジェクトМのおっさん隊長です。2月25日(日)М亭にて「手づくり市 @ М亭」を開催しました。 「手づくり市」とは学生がまず企画を立て、主旨に賛同してくださる地域の皆さんや雑貨屋さんなどが集い、バザーを楽しもうというイベントです。 まさに商品も手づくり、バザーも手づくりです。 今年で3回目になりました(ただ悲しいかな、認知度が低い↓)。

前日からいろいろと準備をして、当日の11:00、今年の企画責任者T君の「よろしくお願いします!」の発声でいよいよ始まりです。


入り口には地域のG2(元気なじいちゃんの会)の皆さんがコリントゲームやバルーンアートのコーナーを設けてくださいました。 子どもたちはまずここで“豪華景品”をねらってゴルフボールを打ち出します。 二人に一人の確率で「大当たり!」・・そうはうまくはいきません。 残念賞でもお菓子と風船・・いいじゃないですか、何しろ無料ですから。


1階では、赤飯や、パン&スープ、レモンケーキや創作パンそしてコーヒー、ジュース・・カフェのような食堂のような・・まあ賑わえば何でもいいのです。 ちゃんと椅子・テーブルも並んでますよ。 皆さんまずは腹ごしらえ。


2階は手作り雑貨と塗り絵セラピーのスペースです。 階段を上がるとまずはカラーセラピーのお店。 そして奥には、レジン細工、布雑貨、アクセサリーに丸織り、スイーツデコに消しゴムハンコ、そしてニットの作品など・・おっさん隊長にはよくわからないものまでいろいろとお店が出ています。 好きな人にはたまらないらしく、時間をかけて品定め・・会話もはずみます。 レジン細工とアクセサリーには学生さんが出店してくれました(すごく楽しかったと後日談)。 おっさん隊長もバッジとストラップを買って、Мの緑のブルゾンにデコレーションしました(写真はあるけど恥ずかしいのでお見せしません)。

そうこうしていると、片桐助教登場! コリントゲームでひと遊びです。 大当たり!・・とはいきませんでした。


店じまいの15:30、T君による会計報告と「皆さんお疲れ様でした」の挨拶とともにお開き。 出店してくださった皆さんに大いに楽しんでいただき、Мにとっての一大イベントを閉幕しました。

実は今回は昨年よりお客さんが少し少なかったのです。 オリンピアンたちの活躍を皆さん家のテレビで見ていたんだろうなあということにしておきます。 来年は仕掛けの段階から工夫して、もっともっと盛り上げるぞ! 楽しみにしていてね。


学長から一言:イベント実施の地域の方や学生さんたち、お疲れさま! 参加してくださった皆さんも、ありがとう! 学生にとっては、これも地域問題解決型アクティブラーニングですねッ!

2018/02/28

<工学部>第5回FukuyamaCloudLiveが開催されました!

 学長室ブログメンバーの情報工学科の池岡です.

 中道准教授から「FukuyamaCloudLive」について報告が届きましたので,紹介します.
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2/22(木)にRim福山7階の福山市ものづくり交流館セミナールームCにて,第5回FukuyamaCloudLiveが開催されました.

このイベントは福山大学工学部とHiBiS(ハイビス:広島インターネットビジネスソサイエティ)が主催しており,今回で5回目を迎えることができました.

 第5回 FukuyamaCloudLive

 今回は,「システムは改善できる、 変えていける」と題し、働き方改革をはじめとする業務改善への取り組みとして,取り組みを支援するサービスやその効果についての講演を用意しました.

 HiBiS(ハイビス:広島インターネットビジネスソサイエティ)のIT備後支部の顧問でもある福山大学工学部情報工学科の私中道が「福山市は地方創世のモデル都市になれる街だと思っております,そのための成長のエンジンとして今回のようなIT技術をもっとご活用いただければと思います.」とご挨拶させていただきました.

はじめの挨拶

 セッション1では,「属人的な業務からの脱却を図る」として業務アプリケーションとしての初めてのクラウドサービスの導入の進め方について紹介するとともに,導入効果として業務改善だけでなく社内の変化について語っていただきました.

 サイボウズ株式会社の松山営業所所長の三浦様より,近年,企業での導入が進む,月額で利用きる業務アプリ構築クラウドデータベースサービスであるkintoneをご紹介いただきました.国内グループウェア市場でシェアNo.1ということもあって,数多くの導入事例をご紹介いただきました.

サイボウズ株式会社 三浦様のご講演

業務アプリ構築クラウドデータベースサービスkintoneのご紹介

 特に地元,福山での導入事例として,株式会社エブリイの和田様より,「誰が為の働き方改革」についてご紹介いただきました.kintoneを活用した成果として,業務の見える化,データ活用による分析,グループ企業や取引先を巻き込む,などが挙げられました.

しかし,特に大きな点として,「システムのユーザー/働き手の意識が変わったこと」が挙げられていました.例えば,「主体的に関わることで自らを楽にできる,業務や会社を良くするのに携わることができる」「自分たちで使うものを,自分たちが使いやすい形に変えていける」などです.参加者の皆さまも思うところがあり,うんうんとうなずいておられました.
株式会社エブリイ 和田様によるkintone導入事例のご紹介

ほぼ満席の会場の様子

 セッション2では,kintone体感セッションとして,実際に参加者の皆様にアプリを作成していただきました.1時間程度の短い時間にもかかわらず,2本のアプリを作成することができました.これらの経験から,業務アプリケーション開発の手軽さ,またそれによる業務改善の効果を感じていただけたようです.

kintone体感セッション

 最後に,福山大学工学部長 スマートシステム学科教授 香川教授より,挨拶がありました.香川教授からも今後の働き方改革の重要性について紹介されました.

終わりの挨拶

 今回も地元IT企業の方々や経営者の方々を中心に多くの方々にご参加いただきました.
また多くの学生が運営にたずさわり,会場設営,受付など手伝ってくれました.ご協力ありがとうございました.
立ち見で学ぶ学生スタッフの皆さん

 企業,市役所,大学に所属する運営の関係者は,このようなイベントを通じて福山市が「ITを活用した地方創生のモデル都市」となることを目指しています.

 今後もこのようなイベントを定期的に開催することで,産官学連携の輪が広がり,地方創生に少しでもつながればと思います.

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以上,中道准教授からの報告でした.


学長から一言:人手不足とITの急速な進歩と、そんな中での働き方改革。。。国会の方では何だかもめていますが。。。地方は、我が事として待ったなしですねッ!工学部の皆さん、しっかり地域連携、地域貢献を!!!