2017/12/11

【スマートシステム学科】電気学会マグネティックス研究会に参加しました!

こんにちは、工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)学長室ブログメンバー伍賀です。

11月30日(木)、12月1日(金)の二日間の日程で、電気学会マグネティックス研究会が呉市グリーンピアせとうちで開催されました。スマートシステム学科からは、菅原研究室で卒業研究に取り組んでいる4年次生の鎌倉昂亮君、川上薫貴君の両名が学会に参加し発表を行いました。今回は菅原研究室の皆さんから、報告が届いていますので紹介します!

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菅原聡准教授より「スマートシステム学科生、学会発表」
 
 スマートシステム学科菅原研究室4年次生の鎌倉君が、1130日、121日にグリンピアせとうちで開催された電気学会マグネティックス研究会に参加し、発表を行いました。卒業研究も大詰めを迎え、これまでの成果を学外の研究者に聞いてもらい、これからの進め方について沢山のアドバイスを貰いました。卒業研究の作成に生かします。
題目はIGBTの最適駆動条件に関する基礎的考察」です。私たちの周りにはたくさんの機械がありますが、殆どが電気エネルギーで動いています。この電気エネルギーを作り出す技術をパワーエレクトロニクスといい、機械の中に組み込まれています。

パワーエレクトロニクスは、パワー半導体という重要な部品で構成されています。IGBTとはこのパワー半導体の一種です。最近、パワー半導体を作るための新しい材料が開発され、今までよりもさらに大電力で使えるようになってきました。例えば、今まで使えなかった発電所の中の機械にもパワーエレクトロニクスを使えるようになり、省エネが進むと期待されています。

しかしパワー半導体という部品が動くとノイズが発生します。大電力になるとノイズが大きくなります。すると機械が誤動作し、壊れることもあります。発電所の機械が壊れるとその影響範囲は膨大で、大事故になります。鎌倉君は、このノイズを小さくし、効率良くパワー半導体を動かす方法を研究しています。
 今回の研究会では、大学の先生や大学院生も発表し、発表時間は20分、その後10分のディスカッションをしました。発表練習を何度も行い、プレゼンテーション用資料も何度も作り直して本番に臨みました。その甲斐あって上手な発表ができ、有意義なディスカッションにつなげることができました。皆さんからいただいたアドバイスを基に、残りの卒業研究を有意義なものにしたいと思います。

晩秋のグリーンピアせとうち


鎌倉君の発表「IGBTの最適駆動条件に関する基礎的考察
川上君は会場係として運営に協力してくれました。

鎌倉昂亮君より

呉で開催された電気学会・マグネティックス研究会に参加してきました。1日目はお昼頃から始まって他大学の研究発表を聞くと共にディスカッションもしました。また宿泊で同部屋になった信州大学の学生と仲良くなって日々の学生生活や研究内容などについての意見交換もできました。2日目は朝から始まり、これまでの研究成果を発表しました。ディスカッションでは他大学の先生から沢山のアドバイスを頂いたので卒業研究に生かしていきたいと思います。今回の学会を通して就職前の貴重な経験になったと思います。

 発表を終えた余裕?学会冊子を持って微笑む!


川上薫貴君より

 電気学会・マグネティックス研究会に参加しました。他の大学の先生や生徒、企業の発表を聞きました。分野の違う人との意見交換などができ、同じゼミの鎌倉君の発表もうまくいきました。同じ懇親会ではほかの大学の院生の先輩たちと仲良くなり、大変有意義な学会でした。
 今回の経験を早速研究に取り入れるようゼミでミーティングです。



学長から一言: このところ、工学部や生命工学部等の学生による学会発表や他大学での発表が続いていて、うれしいですねッ!!!研究内容等の客観的評価も得られるでしょうし、多くの研究者と交流も出来るでしょうし、。。。次のステップへのエネルギーがわいてきますねッ!!!